統合医療コラム



 薬食同源といわれ、食物は最上級の薬であるとされます。薬であるからには食物は薬としての性質をもっています。 一方、人には人それぞれの体質があります。したがって、私たちは自分の体質に適した食べ方を心がけたいものです。


1)食物には相反する5対の薬性があり、それぞれに中間の性質もあります
食物の薬性


 もちろん、一つの食物が二つ以上の性質を持っているのが普通です。ここで、からだを温める食物と冷やす食物の例をあげてみます。


体を温める食物、冷やす食物


2)人にも相反する5対の体質があり、それぞれに中間の体質もあります

ヒトの体質


 一人の人が二つ以上の体質を兼ね備えているのが普通で、上段の陽の体質相互、下段の陰の体質相互が結びつきやすいのは勿論です。


3)体質に合わせて食べる

 私たちが食べている粳米(うるち米)は、からだを温めも冷やしもしない中間性なので、365日毎日食べられるのです。糯米(もち米)は、からだを温める性質があるので、お祭りやお祝いなどハレの日に時々食べるくらいが良いのでしょう。特に、化膿性疾患にかかっている時は餅を食べない方が良いと思います。一方、冷え性の人は、うるち米にもち米を少しブレンドして食べれば良いでしょう。
 このような考え方で、体質に合わせた食物の例を表示します。

体質に合った食物


 適当だからといって度をすぎることなく、不適当な食物は控えめにという程度に考えてください。食物の味の項で五入、五禁があったように、過ぎたるは及ばざるが如しです。


4)食物がどの臓腑経絡に入るか

 食物は薬と同様に、味があり、薬性があるほかに、入りやすい臓腑経絡があります。

食物の味と経路

 例えば、お茶は、夏にホットで飲んでも、からだを冷まし、循環を良くし、気持ちを高揚させ、胃の働きも助ける薬にほかなりません。
 食養生の基本は冷たい物や生もの、辛くて熱い物の偏食、飽食や飢餓、飲食の不潔を避けなさいと戒められていることもお忘れなく。


<戻る



統合医療コラムTOPへ
施設情報エリア 施設情報エリア